ランドクルーザー・プラドに不具合が出たらどうしよう?リコールは過去にあった?

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みなさんは、自分のクルマの不具合、リコールが発生した時どう対応されてますか？

国土交通省の分析によると、平成29年度における自動車のリコール届出は、国産車と輸入車を合わせて総届出件数377件、総対象台数7,700,330台で減少傾向にあり、クルマの生産開始日からリコールまでの期間が、平均で51.8ヶ月、生産開始から4年後にリコール届け出の期間がかかっています。

この様な状況の中、ロングランで常にSUV車の筆頭にあげられるランドクルザー・プラドのリコール発生状況、また、大きな不具合など発生しているのでしょうか。その辺を深堀して解説して行きたいと思います。

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ランドクルーザー・プラドのリコール

ランドクルーザー。プラド

トヨタのランドクルーザーシリーズの人気車。

SUV車の中でトップクラスであり、2009年に現行型の150系後期型となる。

2015年、技術進化にともなってV6 4.0Lガソリンエンジンから、直4気筒 2.8Lディーゼルターボエンジンへの移行。2017年LEDなどの外装変更でマイナーチェンジが行われました。

現在のグレードは2.8LクリーンディーゼルのTZ-G、2.7Lガソリンエンジン、7人乗りのTX”Lパッケージ、5人乗りTXの3種類。オフロードだけではなく、シチュエーションに合わせた様々な場面で活用範囲が広いSUV車です。

ランドクルーザー・プラドのリコールは少なく、2009年のフルモデルチェンジ以降、2017年（平成29年）4月12日に国土交通省に届け出があった、2.8Lクリーンディーゼルのセンターパイプのリコール1件のみです。

ランドクルーザー・プラドって、そんなにリコールが少ないクルマなの？

リコールが出る傾向として、新型車、または、新しい装置の更新後に多く出る傾向があります。

ロングランゆえの完成度の高いクルマという事が証明されているよね。

2.8Lクリーンディーゼルのセンターパイプのリコール

引用:トヨタ公式サイト

ディーゼル車の排出ガス発散防止装置において、フロントパイプに取り付けられている尿素水インジェクタ固定用フランジの材質が不適切なため、錆によりフランジが亀裂して脱落することがある。

そのため、尿素水インジェクタも脱落し、排出ガスが基準値を満足しなくなるおそれがある。

改善の内容：全車両、フロントパイプを良品と交換する。

出典：国土交通省ホームページ

このリコールで、150系後期型、11,955台がリコールの対象になりました。

なぜ、「フランジが亀裂して脱落する」可能性があるのか。

ディーゼルエンジンは、どうしても燃えカス、ススが出やすい特性のエンジンです。

その理由は、ディーゼルエンジン燃料である軽油です。

軽油には、硫黄分が多く含まれ、それが、燃焼時に硫黄酸化物に変化し、強い酸が燃焼室やマフラーに燃えカス、ススとなって残ってしまいます。

エンジン内部は、エンジンオイルにより中和傾向へコントロールされていますが、マフラー内部に残留した、燃えカス、ススは、耐酸性の材質ではない、不適切な材質だと腐食してしまい、部品の正しい動作、また、このように破損、脱落という事態を招いて基準値をオーバーした排出ガス「NOx」と「PM」をまき散らす可能性があります。

優れたランドクルーザー・プラドの「NOx」と「PM」の対策機能

ディーゼルエンジンの排出ガスには規制がかけられ、「NOx・PM法」という法律がある事でも知られるのが、「NOx」と「PM」です。

NOxとは、一酸化窒素（NO）、二酸化窒素（NO2）、亜酸化窒素（N2O）などの窒素酸化物の総称です。

特に、二酸化窒素（NO2)は、高濃度のとき、人の呼吸器（のど、気管、肺など）に悪影響を与えます。また、光化学スモッグや酸性雨の原因にもなると言われています。

プラドは、尿素水（製品名：アドブルー）を補充して、アンモニアに分解、それをNOxと化学反応させるための、排出ガスコントロールシステムが搭載されるクリーンディーゼルなのです。

一方のPMとは、PM粒子とも呼ばれ、大気汚染の元となる粒子状の物質の事を呼びます。その粒子状物質とは、主に燃えカスやススで、近年、PM粒子による、発ガン性のおそれを　含む健康への悪影響が懸念されています。

プラドには、DPRというシステムを備えており、蓄積されたPM粒子が一定量たまるとエンジン制御でフィルター内の温度を高温化し、PM粒子を燃焼させて除去します。

この様に、ランドクルーザー・プラドには、優れた排出ガスコントロールシステムが搭載されており、すなわちそれが、「クリーンディーゼル」といえる理由なのです。

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ランドクルーザー・プラドの不具合発生状況

ランドクルーザー・プラドの定番的な不具合も、リコールと同じで、見当たりません。

経年劣化的な故障はあるものの、大きな不具合につながる現象はほとんどないと言っても良いと思います。

ここでは、イレギュラー的な故障、不具合を紹介します。

DPRシステムの不具合

引用：CARTUNE

症状としては、インパネにアラームメッセージが出るて、エンジン停止を求められます。原因として、DPRのPMフィルターの異常が考えられます。

※こちらの画像は、クルマ好きのSNSサイトCARTUNEより↓

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トラブルや不具合が発生した時は、アラーム表示がされるのね。

そうだね。その表示の指示に従えば、破損やトラブルを軽減できるからね。

でも、気が付かない不具合もあるんでしょ？

次のステアリングラック不具合の事例などが良い例だね。

ステアリングラック（パワステ）の不具合

早期発見には、ステアリングフルードの量を定期的に点検。また、症状として、ステアリング回転時に異音が発生する場合もありますので、パワステのコンディションは常に見ておきましょう。

定期的に見ることね。でも、見れない人や、仕組みが分からない人はどうすればいいの？

その時は、定期的にするメンテナンスの時に分かる人に見てもらうのが一番だよ。例えば、オイル交換のメンテナンスだけでも、いろいろなことがわかるんだ。

オイル交換時のメンテナンス

ディーラーや整備工場でオイル交換をすると、その前後のクルマの状態は必ず確認するので、そこで不具合を発見することが良くあります。

故障や不具合は早期発見が大切だよね。また、TOYOTA公式ホームページから問い合わせて見るのもいいよね。

ランドクルーザー・プラドの不具合、メンテナンスの相談

クルマについての疑問、全国のディーラー、販売店情報、リコール等の情報は、TOYOTA公式ホームページお問い合わせからどうぞ。

引用：TOYOTA公式ホームページ

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まとめ

ランドクルーザー・プラドのリコール件数は1件のみと少ない。
2009年のフルモデルチェンジ以降、リコール件数、大きな不具合がないことから、完成度の高いクルマといえる。
リコールは、生産開始からおおよそ4年後のリコール届け出が平均的であり、フルモデルチェンジから10年経過しているランドクルーザー・プラドのリコールは、大きな変更が無い限りあり得ない。
プラド特有になる決定的な不具合も発生していない。故障の個所も各々違い、イレギュラー的なものが多い。

ランドクルザー・プラドのSUVトップクラスの人気は、上記のような、故障や不具合が少なく、安定したカーライフを持続できるところも人気の理由の一つなのかもしれません。

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