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三菱のミドルクラスSUV、アウトランダーの新車購入を考えてるけど過去にどんな不具合・リコールがあったのか気になる！
納車後に不具合が出ないか心配で購入に踏み切れない！
アウトランダーは高価な車です。購入後にトラブル続きなんて考えたくもないですよね。しかし車は人間が作ったものであり、どんなにハイテク化しても完璧なものではありません。
購入前に不具合・過去のリコール履歴を確認することで弱点となる部分を把握し、購入後に安心して新車ライフを満喫することがユーザーの理想です。
今回は現行アウトランダーの過去にあった不具合・リコール情報をお届けします。
【アウトランダー】口コミなどで報告された不具合
アウトランダー/アウトランダーPHEVの不具合・故障は多い
こちらにユーザーによって報告された事例をまとめました。
- 不具合多発でリコール対応となったエンジン制御プログラム・PHEV制御プログラム・点火プラグ不良
- 何もないところで障害物センサーが誤作動し、ブレーキがかかってしまった
- コンプレッサーの故障。電動式タイプということで35万近い高額修理となってしまった
- デュアルエアコン制御パネルの故障
- 走行距離6万kmでCVTが故障。症状は変速ショックが大きくなる・ノッキング発生。CVT載せ替えの場合30万円ほどの高額修理
- 2013年1月から10月に生産された個体での純正ナビの不具合。システムプログラムが原因で音楽再生時の音飛び、ナビ画面の表示がおかしくなる等の症状。ナビのプログラムをアップデートすることで対処。
- 重たい車重が原因でブッシュがつぶれてしまう。アウトランダーPHEVの純正ブッシュは容量不足と言われ走行距離1万km程度でつぶれてしまうようです。純正品は1個あたり5,000円程度。社外品を選べば高耐久だが1個あたり約20,000円とかなり高価
- 重たい車重が原因でサスペンションコイルスプリングが折れてしまう。走行中に大きな音と衝撃でコイルスプリング折れてしまうことがあるようでこちらは9年間の保証期間内で走行距離
20万kmまでであれば無償交換となります。
エアコン動作中にガラガラした異音が発生した場合、故障の可能性があります。
サスペンションコイルスプリングの破損は新車登録から9年間の走行距離
20万kmまでであれば無償交換させていただきます。
【アウトランダー】アウトランダーのリコール履歴
2012年10月に登場した現行型アウトランダーは毎年数回のリコールを発表しています。
過去全てのリコール内容を掲載すると膨大な記事量となってしまいますので最近のリコール内容をまとめました。
2018年から2019年現在までのリコール歴
2019年
2019/02/14[アウトランダー ＰＨＥＶ]エアフローセンサーにおいて、硫化腐食耐性の評価が不十分なため、吸気系ゴムホースから発生した硫黄ガスにより、内部の抵抗が腐食し断線することがある。そのため、ＥＶシステム警告灯が点灯し、フェールセーフにより走行出力が制限され、さらにエンジンが始動しないおそれがある。エンジンが始動しない場合、充電が行われないため、そのまま走行を続けると、バッテリー残量が無くなり、走行不能となるおそれがある。
引用:国土交通省
でも製造時期によってその車体に起こるリコール不具合は違うから新車購入した場合、購入前に起こったリコールはあまり気にする事ないよ。ちゃんと対策されてるからね。
気になるなら過去のリコール履歴は調べられるよ。
懸念すべきは今後発表されるリコール情報だね。
2018年
2018/11/15[アウトランダー]アイドリングストップ機能付き車において、アイドリングストップ制御プログラムが不適切なため、バッテリーが劣化している状態でもアイドリングストップが作動することがある。そのため、信号などの停車時にアイドリングストップが作動した後に、エンジンが再始動しないおそれがある。
2018/11/15[アウトランダー]アイドリングストップ機能付き車のエンジンＥＣＵにおいて、制御プログラムが不適切なため、触媒劣化診断が適正に実施されないことがある。そのため、触媒が劣化しても警告灯が点灯しないおそれがある。
2018/09/13[アウトランダー][アウトランダー ＰＨＥＶ]衝突被害軽減ブレーキシステムにおいて、コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、前方に衝突可能性がある歩行者を検知した際のブレーキ作動時間が必要以上に長くなることがある。そのため、運転者の不要な制動操作による急制動を誘発するおそれがある。
2018/09/13[アウトランダー][アウトランダー ＰＨＥＶ]ブレーキハイドロリックユニットのＥＣＵにおいて、制御プログラムが不適切なため、ハイドロリックユニットのポンプモーターの制御切り替え時に電気的ノイズが発生し、ＥＣＵの制御が中断されることがある。そのため、ＡＳＣ※１やＡＢＳ※２の機能が一時中断し、その間の車両安定性が損なわれるおそれがある。また、ＡＣＣ※３、ＦＣＭ※４、ＢＡＨ※５、ＨＳＡ※６、Ｓ－ＡＷＣ※７機能付き車は、作動中に機能が停止するおそれがある。
※１ ＡＳＣ：横滑り防止システム
※２ ＡＢＳ：制動時にタイヤロックを防止するシステム
※３ ＡＣＣ：設定車速を維持すると共に先行車に近づいた場合は減速して車間距離を保つシステム
※４ ＦＣＭ：自動でブレーキをかけて衝突の被害を軽減するシステム
※５ ＢＡＨ：停車後ブレーキペダルを離してもブレーキ力を保持して車両停止状態を保つ機能
※６ ＨＳＡ：坂道発進の際に車両のずり下がりを抑制する機能
※７ Ｓ－ＡＷＣ：車両運動統合制御システム2018/01/25[アウトランダー][アウトランダー ＰＨＥＶ]１）後輪のブレーキキャリパーにおいて、駐車ブレーキ駆動用シャフトのブーツのシール性能が不足しているため、シャフト部に水が浸入し、シャフトに錆が発生することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、シャフトの錆がキャリパー内部まで進行しシャフトの回転が阻害され、駐車ブレーキの制動力が低下し、最悪の場合、駐車中の車両が動き出すおそれがある。
（２）後輪のブレーキキャリパーにおいて、製造工程での検査不良により検査規格を外れる部品が流出したため、ブレーキパッドとブレーキディスクとの隙間を自動調整する機構が作動しなくなるものがある。そのため、ブレーキパッドの摩耗が進行しても、ブレーキパッドとブレーキディスクの隙間が自動調整されず、駐車ブレーキの制動力が低下し、最悪の場合、駐車中の車両が動き出すおそれがある。2018/01/15[アウトランダー ＰＨＥＶ]右側リヤフロアーサイドメンバーにおいて、トレーリングアーム締付用パイプナットの溶接位置が不適切なため、溶接強度が不十分なものがある。そのため、そのまま使用を続けると、右側リヤフロアーサイドメンバーからトレーリングアームが外れ、走行安定性が損なわれるおそれがある。
引用:国土交通省
じゃあ2019/02/14のリコール内容を僕なりにまとめてみると
| エアフローセンサー内部の不具合でエンジンがかからない恐れあり ↓ エンジンがかからないとEVシステムが充電されないためバッテリーがなくなったら走行不能になる ↓ 修理内容:全車種のエアフローセンサーを対策品に交換 |
【アウトランダー】リコール通知が来たらすること
車がリコール対象となった場合、まず車両の持ち主に確実に通知が行き届くよう様々な形で通知が行われます。
主に
- リコール情報が記載されたハガキや封書での通知
- 自動車メーカーのホームページでの通知
- 国土交通省のホームページでの通知
- TVやネット、新聞など
どうしよう!運転しても大丈夫なの？
てかリコールって具体的にどういう意味？
リコール制度とは、設計・製造過程に問題があったために、自動車メーカーが自らの判断により、国土交通大臣に事前届出を行った上で回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する制度です。
引用：国土交通省
まずハガキをしっかり読んでリコールの内容を理解しよう。
じゃあ、早速ディーラーに持ってこう！
まずディーラーに連絡してリコール対象車両であることを伝え、修理の日程を取ってもらわないと。
リコール通知を受けた同じ車のオーナー達がディーラーに来ることが予想されるから、電話しないで行くとすでに順番待ちになってて対応してもらえないかもしれないんだ
ほかに聞いておいたほうがいいことある？
あと修理代は用意する必要ないよ。リコールは自動車メーカー側の責任だからね。
【アウトランダー】リコールを放置した場合どうなる？
故障や最悪の場合、大事故につながる
しかし、リコール通知は「お客様のお車に重大事故につながる欠陥あるため、メーカー側で無償修理致します」といった内容です。
もし、修理をせずに放置すればドライバーや他人の命に関わる大事故につながりかねないのです。
リコール通知が来たら最寄りのディーラーに連絡し、必ず修理対応を受けましょう。
リコールを放置すると車検通らない!?
リコールの修理箇所が「車検検査該当項目」の場合、修理対応を受けなければ車検には通りません。
その場で修理依頼を出すことも可能ですが、そこからメーカーに修理依頼を出すのでそれなりの時間と手数料がかかってしまいます。
リコール通知が届かないケース
しかし場合によってはリコール通知が届かないケースもあります。
主に
- 引越しをして車検証に登録された住所を変更していない場合
- 車の所有者が本人でない場合など
もし通知が来なかった場合や自分の車がリコール対象なのか確認する場合は、メーカーのHPか国土交通省のHP内の「リコール情報検索」ページから検索してみてください。
車名と型式を入力することでリコール対象車なのかすぐにわかります。
型式がわからなければ車名だけでも検索ができます。
【アウトランダー】過去のリコール履歴を調べる方法
過去のリコール情報は最新のリコール情報も含め自動車メーカーのHPに必ず記載されますので愛車の過去のリコール歴にひと通り目を通しておくと良いでしょう。
また国土交通省のHP内にある「リコール情報検索」ページから調べることもできます。
中古車を購入する場合の過去のリコール情報について
中古車は前オーナーが修理対応を受けずに売却していることも考えられます。
このような中古車を購入した場合、再びリコール通知が来ることはありませんので中古車を購入する場合は過去のリコール情報を確認しましょう。
リコールの修理対応に有効期限はなく、無償対応してもらえるのでリコールが発覚した場合すぐにディーラーで修理対応を受けましょう。
国土交通省のHP内にある「リコール情報検索」ページでは1993年4月からのリコール対象車の情報を検索できるので中古車を購入した方で過去にどんな内容のリコールがあったかを調べることができとても有効です。
【アウトランダー】異常を感じたらすぐにディーラーへ
愛車がリコールの対象となった場合、すぐにディーラーと連絡を取り対応してもらうことは当然ですが自分でも愛車の状態を最適に保てるよう心掛けることが大事です。
走行中にいつもと違う変化を感じたらすぐにディーラーに連絡しましょう。
法定点検してますか？
車検とどう違うの？
法定点検は12ヶ月点検と24ヶ月点検があり、点検内容はそれぞれ異なります。
また、車検の対象とならない点検項目をチェックします。
車の所有者は道路運送車両法 第48条（定期点検整備）により点検を受けることが義務付けられています。
車検は2年ごとの周期だけど毎日車を使っていれば2年後である次の車検まで何が起こるかわからないし安心できない所もあるからね。
2年に一度だけの車検だと心配な所があるね。
それにリコール対応になる車の不具合はユーザーからの口コミ情報で発覚することも少なくないんだ。
自分の愛車の安全を維持するためにも異常や不具合を見つけたらすぐに情報を発信することが自分にとっても世の車社会のためにもなるんだよ
車を使うのは自分達だしお店に任せっきりも良くないよね。
点検費用はかさむけど安全面に関わる事だしケチってはいけないよね。
まとめ
- 制御ユニットやモーター、発電機などリコール対象となっている不具合・故障は無償修理となる
- コンプレッサーとCVTの修理費用は30万円以上で高額。
- 純正のブッシュの寿命は1万kmほど。
- サスペンションコイルスプリングの破損は新車登録から9年間の保証期間内で20万kmまでなら無償交換。
- 過去のリコール情報はメーカーのHPや国土交通省のHPで車体番号を入力して確認できる。
- 国土交通省のHPでは1993年4月からのリコール対象車の情報を検索できるので古い車のリコール情報も調べられる。
- 中古車を購入した場合、リコール対応を受けてない可能性があるので過去のリコール情報を確認し、該当している場合は修理対応を受けましょう。
- リコールの修理対応は無償で、有効期限はない
- リコールは放置すると重大事故に繋がる欠陥なので通知が来たら最優先で必ず修理対応を受けましょう。
- リコールの修理箇所が「車検検査該当項目」に当てはまる場合、修理対応を受けないと車検に通らない事がある。
- 車検書の住所と現住所が違ったり、車が他人名義の場合リコール通知が届かない場合がある。
- 法定点検(12ヶ月点検/24ヶ月点検)を受ける事で不具合・故障を未然に防ぐことにつながる。
アウトランダーPHEVは60㎞/L以上の超低燃費でとても魅力的な車ですが、構造が複雑であるが故に不具合・故障が多いのも現実です。過去のリコールも多く、中古車で購入する場合は特に注意が必要です。
新車で購入した場合もここで紹介した不具合・故障がいつ起こってもおかしくありませんので法定点検を受けたり、異常を感じたらすぐディーラーに行って確認してもらいましょう。
リコールが発表されたらまず自分の愛車が対象であるかを車体番号で確認し、該当している場合は最優先で修理対応を受けましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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