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2006年フルモデルチェンジした「新型三菱パジェロ」ですが、フルモデルチェンジから13年が経ちました。ここ数年毎年のようにフルモデルチェンジの噂は出るものの一向にフルモデルチェンジしません。そんな中、「このまま販売終了では?」という噂も囁かれ始めました。一体、真相はどうなのか調べて見ました。
《新型三菱パジェロ》フルモデルチェンジの可能性は?
引用：三菱パジェロ公式HP
初代三菱パジェロの発売は1982年でした。それから37年、三菱自動車の看板車ともいえる位置まで上り詰めた「三菱パジェロ」現在、存亡の危機にあります。
| 2006年 | 一部改良 | 2013年 | マイナーチェンジ |
| 2007年 | 一部改良 | 2014年 |
マイナーチェンジ |
| 2008年 | 一部改良 | 2015年 | 一部改良 |
| 2009年 | 一部改良 | 2016年 | 一部改良 |
| 2010年 | 一部改良 | 2018年 | 一部改良 |
| 2011年 | 一部改良 | ????年 | フルモデルチェンジ? |
最近の「三菱パジェロ」のマイナーチェンジと特別仕様車が気になる方は、こちらの記事をどうぞ
「三菱パジェロ」のフルモデルチェンジについては、いろいろな噂が出ています。
- 2021年5代目フルモデルチェンジ
- 海外販売のSUV車「パジェロスポーツ」の日本導入
- 「三菱パジェロ」のブランド廃止
- PHEV導入でフルモデルチェンジ
など、噂も様々です。その背景には13年間という長い間フルモデルチェンジが行われなかったことがあると思います。最後にフルモデルチェンジをしたのは、2006年です。それから現在までマイナーチェンジは2回だけで毎年のように一部改良を繰り返しています。これは、いったいどう言うことなのでしょう。考えられるのは、時代の流れを見ながらフルモデルチェンジのタイミングを待っていたか、ブランド終了を考えていたかでしょう。
ただ、ここ最近の国内での「三菱パジェロ」の販売数が年間100台程度だという話も出てくるくらいなので、「5代目三菱パジェロ」は開発すらしていないのではと思えて来ますが、一方で「三菱パジェロミニ」が2020年復活!!という噂もあります。弟車でありコンパクトで需要がありそうな「三菱パジェロミニ」を先に復活させてから、兄貴車である「5代目三菱パジェロ」のフルモデルチェンジの発売。そう考えると「三菱パジェロ」のフルモデルチェンジがあるとすれば、2021年以降になるのではないでしょうか。
現行の「三菱パジェロ」のカラーやグレード、サイズが気になる方はこちらの記事をどうぞ
パジェロの一番人気カラーベスト3は？全バリエーション画像も紹介
《新型三菱パジェロ》フルモデルチェンジでSUVへ?
引用：三菱パジェロ公式HP
「三菱パジェロ」のフルモデルチェンジがあるとすれば、SUV車への路線変更が一番有力ではないかと思います。高級SUV車として海外で発売されている「パジェロスポーツ」は世界90ケ国で人気のモデルです。「パジェロスポーツ」は、もともと「三菱パジェロ」の派生で2代目「三菱パジェロ」をベースに作られました。日本では「チャレンジャー」として1996年～2001年に販売されていました。
「パジェロスポーツ」は東南アジア諸国で人気があり、2015年にフルモデルチェンジを行っているので「そろそろマイナーチェンジがあるのではないか?それに合わせてフルモデルチェンジを行うのでは?」という意見もあります。すでに海外では、SUV車として販売しているのですから当たり前といえばあたりまえなのですが、国外販売のSUV車「パジェロスポーツ」を日本に導入した方がスムーズに受け入れられるとも考えられます。
「パジェロスポーツ」の日本導入は、決まっているとの噂もありますが、その導入方法は「三菱パジェロ」というブランドの5代目フルモデルチェンジとしての導入なのか、「三菱パジェロ」のブランドを廃止して新たに「パジェロスポーツ」というブランドを確立するのか、意見が分かれるところです。
《新型三菱パジェロ》フルモデルチェンジでPHEV導入は?
引用：三菱自動車公式HP
「海外販売の「パジェロスポーツ」を日本に導入する」という意見の一方で2019年に国内販売の「三菱パジェロ」のブランドを完全に廃止するとの見方もあります。これは、2019年3月のジュネーブ国際モーターショーで発表されたコンセプトカー「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER（エンゲルベルクツアラー）」の存在が大きいでしょう。「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER」は、ツインモーター4WDのプラグインハイブリッドEV(PHEV)車だからです。
電気で走ってガソリンで発電するシステムになっています。ガソリンが入っていれば、ガソリンでの走行も可能なのでバッテリー切れの心配もありません。
そうはいっても、ガソリンが入っていればエンジンが発電して供給するのでバッテリー切れの心配はほとんどないでしょう。お買い物などの時に充電スポットで充電すれば、ガソリンを使うことも少ないので経済的にもお得です。
「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER」のコンセプト
どんな気象条件や路面状況でもドライバーが自信をもってドライブできる高い走行性能と、都市から離れ充電インフラが整っていない場所までも安心してドライブできるPHEVならではの長い航続走行距離を合わせ持ちます。また、目的地までの移動の間、家族や仲間が充実した時間を過ごし、多人数乗車と多彩な収納を両立する優れたパッケージングにより、「もっと遠くまで行ってみたい、今までより一歩先に踏み出してみたい」というドライバーの好奇心と探究心をかき立てます。
引用：三菱自動車公式HP
「どんな気象条件や路面状況でも走れる走行性能」を持ったPHEV車を作る三菱自動車の開発チームも素晴らしいと思います。現行の「三菱パジェロ」は、ガソリン車とディーゼル車なので環境にもお財布にも優しい車のなるでしょう。
現行「三菱パジェロ」の燃費が気になる方は、この記事を読んでください。
パジェロの燃費はいい?！悪い?！カタログ燃費と実燃費の違いは？
時代の流れに乗った「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER」の登場で「三菱パジェロ」の「ブランド廃止～新ブランド立ち上げ」の流れになってもおかしくはないと思います。ただ、そのコンセプト自体が「三菱パジェロ」が根本にあるのではないでしょうか。
「三菱パジェロ」のネームバリューとイメージは確固たる地位を持っていますので「三菱パジェロ」のフルモデルチェンジとして発売の可能性も残されているのではないでしょうか。
「三菱パジェロ」の長い歴史はこちらの記事で確認してください
《新型三菱パジェロ》本格クロカン路線でのフルモデルチェンジの可能性は?
引用：三菱パジェロ公式HP
正直、本格クロスカントリー車のままでのフルモデルチェンジは難しいのではないでしょうか。「三菱パジェロ＝クロカン」という強いイメージがあるのは確かです。ですが、クロスカントリー車の需要が減っているのも事実だからです。同じように大型クロスカントリー車と呼ばれる「TOYOTA ランドクルーザー」は、早くからプレミアムSUVという方向へ流れていてトヨタ自身が「トップ・オブ・SUV」と宣言するほどです。
「TOYOTAランドクルーザー」も現行型のフルモデルチェンジは2007年マイナーチェンジも2回と「三菱パジェロ」と大きくかわりません。しかし「TOYOTAランドクルーザー」は、マイナーチェンジのたびに新型を意識して最新の装備を取り入れていく姿勢とSUV車であるというイメージが販売数につながっているのではないかと思います。
「三菱パジェロ」というビックネームだからこそ、本格クロスカントリー車というイメージとこだわりが抜けない「三菱パジェロ」のままでのフルモデルチェンジは難しいと言うしかないでしょう。
まとめ
- 「三菱パジェロ」のフルモデルチェンジがあるとすれば、2021年以降
- 本格クロスカントリー車のままでのフルモデルチェンジは難しい
- 「三菱パジェロ」のフルモデルチェンジはSUV車への路線変更
- 海外販売の「パジェロスポーツ」を日本に導入が有力
- コンセプトカー「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER（エンゲルベルクツアラー）」をベースに新ブランド設立もあり得る
いかがでしたでしょうか。フルモデルチェンジについてここまで色々な意見が出てくるのも「三菱パジェロ」ならではなのではないでしょうか。「三菱パジェロ」は、それほど影響力がある車だともいえます。「三菱パジェロ」がどのように変わっていくのかは、いずれわかることですがSUV車への路線変更はともかく「三菱パジェロ」のブランドは残してほしいと願うばかりです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。皆さんの参考になれば幸いです。
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